スーパーGTを戦ったレーシングカー”LEXUS RC F”のテクノロジーを惜しげもなくロードカーのRC F用プロダクツへフィードバック。
開発の舞台はスーパーGTドライバー平川亮氏を起用した本格的なサーキットアタックから、ワインディング、市街地まで及び、
それぞれのフィールドで最適なエキサイトメントとコンフォート性能を追求。
至高のスポーツプレジャーを手に入れた。
レーシングフィールドで培われたテクノロジーは、ロードカーパーツへ継承される。
LEXUS RC F TOM'Sは、
2014年〜2016年までスーパーGTの
GT500クラスで活躍した
レーシングマシンのテクノロジーを
受け継いでいる。
富士スピードウェイでは、スーパーGTドライバー平川亮氏を起用した本格的なサーキットアタックによりプロダクトのブラッシュアップを繰り返し、
最高のエキサイトメントを手に入れた。
平川亮氏によるテストは、約半年にわたる長期間行われた。
ドライバーからのフィードバックを反映させ、メイク&トライを繰り返す。
最終テストでは富士スピードウェイにおいて、約5秒のタイムアップを実現した。
シャシー性能の核となるサスペンションはサーキットで鍛え、ワインディングで磨かれた。
シングルチューブタイプの車高調整式サスペンションキット「TOM'S Racing Suspension Kit」。20段階の減衰力調整を搭載し、細かいセッティングに対応。クリック感のある調整機構で手動で変更でき、フロントはアッパーパフォーマンスロッドの隙間から、リヤはトランクから簡単にアクセスが可能。
スーパーGTドライバー、平川 亮氏が開発に関わったダンパー。「富士スピードウェイの300Rでは不安定な挙動が消え、運転していて楽しい」と評価。また、公道においてもテストを敢行。しなやかで上質な乗り心地も両立している。
レーシングカー同様にダウンフォースを発生する為のエアロパーツは、
レーシングカーであるスーパーGT車両”LEXUS RC F”からテクノロジーを継承。
空力デバイスとして機能する。
フロア下部に流れた空気はほぼフラットにされた下面でダウンフォースを発生させながら、リヤディフュ-ザーへ流れる。
フロントの両サイドの下面に流れる空気は、タイヤの前でアップスイープされた部分でダウンフォースを稼ぎ、タイヤの外側へ向かって掘られたチャネルによりタイヤハウスの外へ流され、リフトを軽減させる。
サイドディフューザーのフロント下部には外向きのチャネルが設けられ、タイヤハウス内の空気を効果的に引き抜く形状とされた。また、フラップ形状の先端は角が滑らかにされ、タイヤハウスの気流を外へ逃がしやすくしている。また、ここでもダウンフォースを発生する様、フラット面は幅15cmにも及ぶ。
前後のタイヤ直前にフィンを設定。後端に向かって大型化し、外向きにラウンドする事により、タイヤハウスから空気を引き抜く流れを作りながら前から来た風を外側へ跳ね除け、直進安定性を向上させている。 また、フラップ(平らな板)形状によりボディに沿ってサイドステップ上面を流れる風が下面に巻き込むのを防止し、下面のダウンフォースが最大限の効果を得られる様、考慮された。
大型のガーニッシュとフィンにより形成されたディフューザーは、サイドから回り込んだ空気が車両後端で渦を作りボディを後ろに引っ張る作用を防ぎ、フラット化された下面はフロントから流れてきた空気を吸出し、流速を上げ、より多くの空気を車両後方に引き抜きダウンフォースを発生する。
アクティブウィング後端に最適な形状のスポイラーを設定。ウィング格納時はドラッグを軽減し、空気を流す角度とし、アップ時は大きなダウンフォースを発生させる。