最新のスーパーGTレーシングカー”LEXUS LC500”のテクノロジーを、惜しげもなくロードカーのLC用プロダクツへフィードバック。
開発ドライバーはRC F同様にスーパーGTドライバー平川亮を起用。本格的なサーキットアタックにも耐えうるポテンシャルと
ラグジュアリースポーツに最適なコンフォート性能も両立した。
レーシングフィールドで培われたテクノロジーは、ロードカーパーツへ継承される。
LEXUS TEAM KeePer TOM’Sは、
2017年からスーパーGTの
GT500クラス参戦中のレーシングマシン。
2017年にはシリーズチャンピオンを獲得。
LEXUS TOM'S LC500は
そのテクノロジーを受け継いでいる。
GTドライバーによるテストを繰り返し、パフォーマンスと品質を飛躍的に向上させた。
テストには、前年に”LEXUS Keeper TOM'S”でシリーズチャンピオンを獲得した平川亮氏を起用。
ドライバーからのフィードバックを反映させ、メイク&トライを繰り返す。
最終テストでは富士スピードウェイにおいて、約4秒のタイムアップを実現した。
シャシー性能の核となるサスペンションはサーキットで鍛え、ワインディングで磨かれた。
シングルチューブタイプの車高調整式サスペンションキット「TOM'S Racing Suspension Kit」。20段階の減衰力調整を搭載し、細かいセッティングに対応。また、ローダウンしても十分なストロークを確保でき、LCの走りの質感を底上げするようなセッティングを実現した。
スーパーGTドライバー、平川 亮氏も開発に参加。「車高が下がって、かつ路面の細かい凸凹を吸収してくれるので、接地感がすごく高まりました。また、フロントがシャープな感覚で、ハンドリングが気持ちいい。積極的にワインディングやサーキットを攻めてみたくなります。」と高評価。
レーシングカー同様にダウンフォースを発生する為のエアロパーツは、
レーシングカーである最新のスーパーGT車両”LEXUS LC500”からテクノロジーを継承。
空力デバイスとして機能する。
フロア下部センター部分を一段高く設計した。これにより多くの空気を下面に流し、後方に延長されたフラットな面でダウンフォースを発生させる。 両サイド下面を流れる空気はタイヤ前方のチャネルによりタイヤハウス外側へ導かれ、タイヤハウス内へ流れ込む空気を減少させリフトを軽減する。 チャネル内はアップスイープ形状とされダウンフォースの発生も狙った。
フロントディフュ―ザー両サイドにフィンを設け、標準のサイドグリルとの相乗効果を狙った。 前方からの流れをボディ外側へ剥離させ、タイヤハウスに入り込む空気を減少させる。 これによりボディのリフトを抑えると共に接地性を向上させる。 そのデザインはスーパーフォーミュラのウイングに通ずる形状となった。
全幅方向に大きく拡大されたサイドデフューザー。その下面は可能な限りフラットに設計され、ボディ下面を流れる空気によりダウンフォースを増加させる。 また前端部はスーパーGT車両に採用された翼断面形状を踏襲。 この様な小さな積み重ねの結果が安定した走行特性を実現する。
リヤタイヤ前方に立てられたフィンにより、ボディサイドを流れる空気を整流。サイ ドグリルとの相乗効果を実現し走行安定性に寄与する。また、このフィンを前方に延長する事により、ボディサイドから下面に流れ込む空気を遮断し、下面の空気の流れを妨げない設計とした。
リヤバンパーサイドディフューザーにより、リヤ周りの空気を整流。 リヤバンパーに沿って流れる空気はリヤアンダーディフュザー外周のリブによりボディから剥離される。 これにより車両を後方に引っ張る作用を低減した。 また、下面を流れる空気は4本のフィンにより流速を確保され後方へ引き抜かれ リフレクター内側に設けられたアウトレットと共に揚力の減少を促す。